病院長 挨拶
Hospital director Greeting

令和7年9月1日付で当院の病院長を拝命いたしました伊藤貞嘉です。平成31年4月より特別管理者として本院の運営に携わってまいりましたが、 このたび病院長として新たな立場から、地域の皆さまの健康と安心を守るため、これまで以上に力を尽くしてまいります。

当院は長きにわたり、白石市・蔵王町・七ヶ宿町で構成される組合によって運営されてきましたが、 令和5年4月より、医療法人仁誠会を指定管理者とする白石市単独の公設民営病院として新たな一歩を踏み出しました。 この体制変更は、地域の医療を持続的に守り発展させるための大きな決断であり、私自身もその実現に携われたことを誇りに思っております。

私たちは「和と笑顔」、そして「尊敬と信頼」を胸に、患者さまを中心としたチーム医療を実践しています。 救急医療においては、国の地域医療構想に基づき、仙南地域で三次救急を担うみやぎ県南中核病院と連携し、当院は二次救急までの救急医療、回復期医療、透析医療を中心に提供しています。
また、地域医師会や関連施設とのネットワークを強化し、患者さまが住み慣れた地域で安心して療養できる体制づくりに努めています。

少子高齢化が進む中で、地方の公立病院を取り巻く環境は厳しさを増しています。そのような状況にあっても、当院は全国の公立病院の模範となれるよう、独自の専門性を活かしつつ、幅広い診療を行える人材の育成と、患者さま・ご家族に寄り添う診療体制の確立を目指してまいります。 これまで築き上げてきた信頼関係を礎に、職員一人ひとりが誇りを持ち、やりがいを感じながら働ける環境を整えることも、私の大切な使命です。

今後も、地域の皆さまの声に耳を傾け、必要とされる医療を着実に提供していくことで、皆さまの暮らしを支える存在であり続けたいと願っています。 引き続き、皆さまの温かいご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

伊藤貞嘉 病院長の画像
病院長
伊藤 貞嘉
Sadayoshi Ito